「硝子の塔の殺人(著:知念 実希人)」のAudibleで聴いたネタバレ有りと無しの感想。

硝子の塔の殺人 知念実希人  聴書 感想 レビュー 書評 audible オーディブル

2021/7/30に発売された「硝子の塔の殺人」は、映画化もされた「仮面病棟」などで有名な知念 実希人先生の最新作です!

AmazonのAudible (オーディブル)で聴いたので、その感想をネタバレ有りと無しでお伝えします!

書籍情報

タイトル:硝子の塔の殺人

★★★★

著者:知念 実希人
ジャンル:ミステリー
発売日:2021/07/30
聴了日:2021/08/19

読手:高梨 謙吾
再生時間:18h11m

知念 実希人さんと言えば・・・

有名なのは2014年に発売され、2020年には映画化もされた「仮面病棟」ですね。

2021/10/15にはAudibleに登場予定です!

人気シリーズの天久鷹央の推理カルテもAudibleに順次登場!

私は知らなかったのですがWikipediaによると代表作は「天久鷹央の推理カルテ」シリーズだそうです。

2021/08時点で発売されている全11巻が毎月Audibleに登場予定です!

内容紹介(Amazonより引用)

雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。
地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。

ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、刑事、霊能力者、小説家、料理人など、一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。

この館で次々と惨劇が起こる。

館の主人が毒殺され、ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。さらに、血文字で記された十三年前の事件……。謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。

散りばめられた伏線、読者への挑戦状、圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト。

著者初の本格ミステリ長編、大本命! 

Amazon

「硝子の塔の殺人」のネタバレ無し感想

シチュエーションはTHE・クローズドサークルとなっています。もちろん密室や見立て殺人もあります!

新本格ミステリーと言われるジャンルが好きな人には心くすぐられる展開が多々あると思います!ちなみにミステリー好きな登場人物によるミステリーうんちくが有るので、新本格ミステリーにあまり詳しくなくても大丈夫です!

読者への挑戦状もあるので、急に解決編が始まる事もありません。推理してトリックや犯人当てをしたい人はそこから戻って考え直しが出来ます。

せっかくなので・・・と一度聞き直してみましたが、わかりませんでした笑
まぁ私は大抵の推理小説は当たらないので難しいのか簡単なのかは判断出来ません・・・

ミステリー好きの男女の探偵コンビという事で以前聴いた「屍人荘の殺人」の探偵コンビと重ねてしまう事が何度かありました。
きっと本で読んだり、聞き比べると全然違うんだろうけど、半年以上あいてオーディブルで聴いたせいかそう感じました笑

「これはミステリー小説の話じゃない!現実の話なんだ!」と小説内で出てくるのメタ表現を個人的にはあまり好きじゃないんですが、今作は割と多いのが聴いててちょっとノイズでした。(今作ではメタ表現にも意味が有るのは分かるのですが・・・)

クローズドサークルもの

この作品でも、以前、読んで聴いた「屍人荘の殺人」でもクローズドサークルで綾辻行人の館シリーズが作中内で激推しでした。実はどれも未読です。特に新本格ミステリーを作り上げたという一作品目の「十角館の殺人」がめっちゃ気になってきました(笑)

Audibleにはまだ無いようなので、どこかのタイミングで小説を読んでみようかな。

ちなみにクローズドサークルの古典とも言えるアガサクリスティー著「そして誰もいなくなった」はAudibleで配信されています!

「硝子の塔の殺人」ネタバレ有り感想

まずは犯人の殺人描写からか・・・
え?密室トリックがベタベッタやんっ!
と思ったら主人公なの!?

と冒頭から驚かされました笑

そして、まさか読者への挑戦状が2回有るとは思わなかった!

解答編を聞いて、辻褄は合ってる気がするけど、なんか色々とスッキリしないなぁと思ってたら急展開っ!よくこんな事考えつくなぁ笑

最初の挑戦状

犯人当ても密室のトリックも見立てもさっぱりわからず楽しませてもらいました。

主人公「一条遊馬」はホームズ(探偵役)としては力不足でワトソン(助手役)として立ち回り
最初の密室トリックといい、ピルケースを渡す方法といい・・・犯人としてもかなりの迷犯人でした。

その分、頭脳明晰な名探偵「碧月夜」を引き立てていました。

二度目の挑戦状

主人公「遊馬」が殺人をするところからこのお話は始まり、前半では良いところがなかった「遊馬」が一気に名探偵として花開き、頭脳明晰な名犯人「碧月夜」を追い詰めていく様は聴いてて気持ち良かったです!

オーディブルで聞いて良かった事!

本を手に取って読む場合と違って、オーディブルは作品のどの辺りまで読み進めているのかが感覚的にわかりにくくなっています。

本では、残りページの厚さなどから、なんとなくもうすぐ終わるなぁとか、まだまだ終わらないというのがわかります。Kindleなどの電子書籍でもページ数や何割ぐらい読み進めている事がわかります。

もちろん、オーディブルでも残り時間は画面を見れば確認出来ますが、オーディブルを聞いてる時は基本画面は見ません。再生時間が10時間を超える作品になると何割ぐらい聞いたのかは感覚的にはわかりにくくなります。

なので、最初の挑戦状の解答編の時にこれでこのお話も終わりかーと素直に考えていました。
でも、本で読んだ場合は残りページの厚みとしてはまだまだ残っていて、読んでてこれで終わりとは考えにくかったはずです。

ですので、二度目の挑戦状になった時は本で読んだ時よりも驚けたのではないかと考えています!

Audible (オーディブル)で聴いた感想

今作は「読者への挑戦状」があるのですがオーディブルで聴く場合は自力で真相に辿り着くのはかなり難しいように思えます。

文字を見た時と聴いた時の記憶はやはり文字を見た時の方が強いですし、気になる所を何度も手軽に読み返せるのも文字の強みです。

また今作では硝子の塔という特徴的な建物が出てくるのですが、正しくイメージするのに時間がかかってしまいました。文字だとイメージが固まっていない所を止まって考えたりも出来るのですが、聴く場合だと戻して聴くのもを面倒なので流しがちです。そしてその後に出てくる所でイメージを固めていく形になります。
そうすると、解答編でトリックを聴いて初めて「あぁそういう形状だったのか」と思ったところがありました。

男性ナレーター。

今作はナレーターが男性の高梨 謙吾さんです。女性の声はやはり女性ナレーターに担当してもらいたいところですが・・・不思議と聴いてると気にならないんですよね!

「硝子の塔の殺人」面白かった!

綾辻行人作品が好き
島田荘司作品が好き
クローズドサークルが好き

そんな人にはかなり推せる作品だと思います!

個人的には終盤にしっかり作中内でタイトル回収をしてくれるのが良かったです!

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