一度読んだ「屍人荘の殺人」をAmazonのAudible (オーディブル)で聴いた感想です!

屍人荘の殺人 今村昌弘  聴書 感想 レビュー 書評 audible オーディブル

「屍人荘の殺人」は2017/10に発売され、2018年には国内ミステリーランキング4冠を達成する、2019年には続編発売、実写映画化と話題となった本です。

既にこの本は読んでいるのですが、AmazonのAudible (オーディブル)で聴いてみたのでその感想をお伝え致します。

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「屍人荘の殺人」をAudibleで比べてみました。

書籍情報

タイトル:屍人荘の殺人

★★★★

著者:今村昌弘
ジャンル:ミステリー
発売日:2017/10/13
読了日:2019/10/05
聴了日:2019/12/19

読手:浅井晴美
再生時間:10h21m

内容紹介(Amazonより引用)

神紅大学ミステリ愛好会会長であり『名探偵』の明智恭介とその助手、葉村譲は、同じ大学に通う探偵少女、剣崎比留子とともに曰くつきの映画研究部の夏合宿に参加することに。合宿初日の夜、彼らは想像だにしなかった事態に遭遇し、宿泊先の紫湛荘に立て籠りを余儀なくされる。全員が死ぬか生きるかの極限状況のもと、映研の一人が密室で惨殺死体となって発見されるが、それは連続殺人の幕開けに過ぎなかった。――たった一時間半で世界は一変した。究極の絶望の淵で、探偵たちは生き残り謎を解き明かせるのか?! 予測不可能な奇想と破格の謎解きが見事に融合する、第27回鮎川哲也賞受賞作。

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Audible (オーディブル)で聴いた感想

内容については本と同じなのでここでは割愛。私の感想が気になる人は下記から読書感想を読んで下さい。

セリフの読み上げについて

セリフは感情込めて読んでくれるし、人によって声色変えてくれるのでわかりやすかったですね。何人かの女性キャラはアニメキャラのような声でした。

とはいえ、お一人での読み上げ本なのでセリフだけだと誰の発言かわかりにくい箇所もありましたが、セリフ前後で声の主が記載されているので基本的に問題はありません。でも、比べると活字の方がわかりやすいかな?

感情がこもっているのはいいんですが、急に悲鳴とか怒号とかが来ると音量が多くてびっくりしちゃう時がありました。

本と比べて・・・

「屍人荘の殺人」では最初に登場人物一覧と紫湛荘の見取り図が掲載されています。

話の中で登場人物のおさらいが有るのですが、やはり初読の時は登場人物一覧は何度か見て便利でした。

そして大事なのは見取り図です。独特な形状の館内をイメージするのにも便利というのもありますが、とあるトリック(?)にも関係します。わざわざ見取り図を掲載するから当然ですね。もちろん、作中で説明が有るので無くても大丈夫といえば大丈夫ですが・・・

謎解きには向かない

見取り図だけではありませんが、ミステリー小説を読んでいると犯人探しとかトリック解明とかの推理をしたくなる時があります。違和感の有った場所とか読み返したりするのですが、Audible (オーディブル)では戻って気になる場所の聞き返しが非常に難しいです。

謎解きとかせずに・・・もしくは初見で解明!みたいな感じで聴くと良いかと思います。

文字ならではの表現には対応せず。

主人公達が訪れた「紫湛荘(しじんそう)」がなんらかの理由で「屍人荘」と表現されるシーンがあります。

登場人物
登場人物

これでは「紫湛荘」というよりは「屍人荘」だ

こんな文章だったかな?なぜ「屍人荘」と表現されるのかは本の内容のネタバレとなるので置いとくとして、同じ場面のオーディブルの朗読では・・・

登場人物
登場人物

これでは「しじんそう」というよりは「しじんそう」だ

となります。本のタイトルを回収する重要なフレーズなのにこれじゃ全く意味がわかりませんよね?そもそも訪れた別荘を「紫湛荘」と書く事すら全く触れられなかったと思います。本では文字を見れば一目瞭然だから当然といえば当然ですが・・・

多分、オーディブルだけの人だと「屍人荘」っていう館の名前は異常過ぎだろ〜!って思っちゃうんじゃないかなー

早回しだと・・・

Audible (オーディブル)の特徴として1.25倍速、1.5倍速、1.75倍速、2倍速・・・と最大3.5倍速までの早回しで聴く事が出来ます。

Audible (オーディブル)デビューなので色々と試してみたのですが、1.75倍速以上だと声が変わって微妙でした。1.25倍と1.5倍でも聞けるし話も理解出来るけど・・・声の演技とか間とかが・・・ちょっと違うなーと思って結局1倍速に落ち着きました。

本とオーディブルどちらがオススメか?

なんとなく不満点が多めになってしまいましましたが、実際には満員電車や運転、家事や食事の時間で一冊の本の内容が頭に入ったのは非常に時間の有効利用に感じました。

本が読むのが好きだったり腰を落ち着ける時間が有る場合は断然本がオススメですが、隙間時間にさらっと流して聴く感じも全然アリでした。

今回は初めてという事で一度読んだ本を聴きましたが、本好きでも一度読んだ好きな本をもう一度聴くっていうのも有りかと思います!

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