先日、オーディブルデビューして現在1冊目の「屍人荘の殺人」を聞いている真っ最中で7割ぐらい聴き終わりました。
本の内容についての感想は別途投稿するとして、今回は初めてオーディブルの朗読を聞いてみての感想をお伝えしたいと思います。
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Audible (オーディブル)はAmazonが提供する本が聴けるサービスです。
登録について、他の聴くメディアとの違いについて
「屍人荘の殺人」を本とAudibleで比べてみました。
目次
オーディブルを初めて聴いてみて。
噂通りやっぱり便利ですね。掃除や洗い物をする時、食事をする時、運転する時、猫と遊びながら・・・など何かをしながら本が読めて(聴けて)いくのは時間を有効利用している感じが凄くします。
特に運転中にパンを頬張りながら聴いてる時なんかは手軽に3つの事を同時に出来てて素敵っと思いました(笑)
人によってはパソコン作業をしながら聴ける人もいるみたいですけどそれは私には無理でした。例えばブログ書く時に流しているとどちらかに集中しちゃって反対のが頭に入らなかったです。
オーディブルのアプリの操作も快適で今の所不満は特に無し。
と言う事でオーディブルライフを楽しんでいます。
オーディブルの基本は朗読
オーディブルは基本的にナレーターが本を読み上げてくれます。人によって声色を使いわけ、しっかりと感情を込めて演技して読み上げてくれるので場面によっては自分で読むよりイメージしやすい時もありました。
ちょっと意外に思ったのは、良くも悪くもただ本を読み上げるだけなんです。というのも聴くまではドラマCDやラジオドラマみたいな物を想像していたのです。
朗読とドラマCDやラジオドラマなどとの違い
まず感じたのは演出です。ドラマCDやラジオドラマではBGMや効果音など本では文字でしか表現出来ないモノを音で聞かせてくれます。
BGMが有るだけで物語への没入度が上がりますし、街の雑踏の音、扉が閉まる音などの効果音で臨場感がぐんぐん増します。
でも朗読ではそういった演出はありません。本当にただ本に書いてある文章を読み上げるだけです。
また、本は大前提として読者が読む事を前提としています。その為、聴いているだけだと意味がわからないところもあります。
例えば今私が聴いている「屍人荘の殺人」での一例をあげると・・・
主人公達が訪れた「紫湛荘(しじんそう)」がなんらかの理由で「屍人荘」と表現されるシーンがあります。
これでは「紫湛荘」というよりは「屍人荘」だ
こんな文章だったかな?なぜ「屍人荘」と表現されるのかは本の内容のネタバレとなるので置いとくとして、同じ場面のオーディブルの朗読では・・・
これでは「しじんそう」というよりは「しじんそう」だ
となります。本のタイトルを回収する重要なフレーズなのにこれじゃ全く意味がわかりませんよね?そもそも訪れた別荘を「紫湛荘」と書く事すら全く触れられなかったと思います。本では文字を見れば一目瞭然だから当然といえば当然ですが・・・
それに対し、ドラマCDやラジオドラマでは聴くことを前提としていますので、同じようなケースの場合、どこかのシーンで「しじんそう」は漢字で「紫湛荘」と書く事に触れるはずです。
また、「屍人荘の殺人」では本の冒頭に館の見取り図が掲載されていますがオーディブルでは全く確認出来ません。私は本を読んだ時に、何度も見直したので、有った方が便利なのは間違いありません。
ドラマCDやラジオドラマの良さがある。
昔聞いたミステリーのドラマCDでは、同音異義語を使ったトリックやミスリードみたいなのも有ったが気がしますが当然そういった事もないでしょう。
やはり元々聞かせる前提で作っているので、同じ聴くという事では朗読と比べるとドラマCDやラジオドラマの方に軍配が上がると思います。
ちなみにオーディブルでも朗読だけでなくドラマCDなど聴く事を前提とした作品も多数聴けます!好きなアニメのドラマCDが有ったらラッキーですね!
もしかしたらパッと見、朗読作品でも作品によってはただの朗読だけじゃなくて演出有りの作品が有るかもしれませんね。
Audible (オーディブル)は便利!だけどちょっと割り切りも必要。
私は昔、ドラマCDやラジオドラマを好んで聞いてた時代が有った事もあり、正直そういうモノを期待してしまいました。が、まぁAudible (オーディブル)の朗読は読み上げるだけと割り切っていれば特に支障は無いかと思います。
ミステリーとかでは聴いているだけではそりゃわからないよってトリックが有るかもしれませんが、そこは緩く流してあげましょう。
という訳で今回はオーディブルを聞いてみた感想です。何かの参考になれば幸いです。
オーディオブックは聴く演出多めっぽい!
オーディブルと双璧をなすもう1つの聴く読書サービス「audiobook.jp 」
サンプルを聴いた感じだとこちらは朗読するだけでなく演出を入れている本が多い様に思えました。
定額で聴き放題だったりとオーディブル と比べるとリーズナブルなので聴きたい本が有る場合はこちらもオススメです!