泥棒一家が凄過ぎる。「ルパンの娘」をAmazonのAudible (オーディブル)で聴いた感想です!

ルパンの娘 横関大  聴書 感想 レビュー 書評 audible オーディブル

「ルパンの娘」は2015/12に発売され、2019年にはドラマ化され話題となった本です。

今回はAmazonのAudible (オーディブル)で聴いたのでその感想をお伝え致します。

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「屍人荘の殺人」をAudibleで比べてみました。

書籍情報

タイトル:ルパンの娘

★★★★

著者:横関大
ジャンル:ミステリー
発売日:2015/12/05
聴了日:2019/12/23

読手:きっかわ佳代
再生時間:13h20m

ドラマ化され話題に。

2019年夏に深田恭子さん主演でドラマ化されました。私は未視聴なんですが、1つの事件を軸に描かれた小説とは違い、小説の設定を元に1話完結のオリジナルストーリーとなっていたようです。

小説では続編も発売されています。

2作目にあたる・・・

3作目となる・・・

「ルパンの帰還」はさほど引きのあるタイトルでは有りませんが、「ホームズの娘」は気になりますね。

早くオーディブルで登場しないかなぁ

内容紹介(Amazonより引用)

泥棒一家の娘・三雲華は、警察一家の長男・桜庭和馬と素性を隠して交際していた。ある日、華の祖父・巌が顔を潰された遺体で見つかり、華は独自に犯人を捜す。和馬は華に婚約指輪を贈るが、殺人事件を捜査する中で華が伝説のスリ師・巌の孫だと知り悩む。事件の真相と二人の恋の行方は?著者会心の長編ミステリ!

Amazon

「ルパンの娘」の感想

泥棒一家の娘と警察一家の息子の恋物語。その恋物語に加えて殺人事件が起きて・・・

というのが基本的なお話です。真面目な和馬とその一家「桜庭家」、そして破天荒な泥棒一家「三雲家」に翻弄される主人公の華。そしてそれに並行して和馬が殺人事件の謎が解明していく構成は素晴らしいと思いました。

警察一家はまぁ有りうる家族ですが、泥棒一家は色々と現実離れしています。スリや窃盗の技術が凄すぎて物を盗むという点ではなんでも有りなんですよね。ここを許容出来るかがこのお話を楽しめるかどうかになります。個人的には問題無しです。

また、「ルパンの娘」というタイトルは深い意味はなかったように思えました。主人公の華の両親は凄いのは凄いけど、そこまでではないし・・・どちらかというと華の祖父「三雲巌」がキーマンだったので、三雲巌がルパンで「ルパンの孫」とか「ルパンの孫娘」とかのが・・・それだとまんま「ルパン三世」だからダメだったのかな?

ネタバレ有り感想

基本的には楽しく読めました!真相も全然わからなかったし、結婚式でどうするのか?何を起こすのか。両家の結末。そういったものを気になりながら聞いていきました。

どういった経緯でそれぞれの家族にバレるのかと思ったら、華と和馬の中で話しがつき、両家に説明。もうちょっとバレてく過程を楽しみたかったという気持ちがあります。

華パートは泥棒一家と警察一家との恋愛。和馬パートは恋愛半分、殺人事件の捜査で話は進んでいきます。

もうちょっと華が真相解明に役立っても良かったかなーと思ったりも。

河川敷の遺体が三雲巌だと華が確信したのは指輪を付けていた事だったと思うけど、その遺体は巌ではなかった。という事はその指輪はどうなったんだろう?聞き逃したのかな?

巌は一年以上も家族にも内緒で潜伏というのも、なんかおばあちゃんがかわいそうかなー。真相が明らかになったから結婚式会場に来たのだろうけど、なんでそのタイミング?という疑問も。

実はおばあちゃんとは連絡を取っていて、結婚式で何かが起こると聞いてやって来た。と脳内補足。

あと、和馬の結婚相手・・・ちょっとかわいそうかなー。腹黒ってだけじゃなくてもっと悪い女にしてあげないと・・・

Audible (オーディブル)で聴いた感想

オーディブルで聴くの2冊目となります。1冊目の「屍人荘の殺人」は本を読んでから聴きましたが今回「ルパンの娘」は完全に初見で聴きました。

朗読者の違い。

「屍人荘の殺人」の浅井晴美さんに比べ「ルパンの娘」のきっかわ佳代さんの方が落ち着いた声でした。ちょっと年上なのかな?

どちらも聴き取りやすい朗読では有りましたが、浅井晴美さんの方が演技の幅が広かったかな?と感じました。でもちょっとアニメ声なところも有り、きっかわ佳代さんの方が朗読って感じもしました。アニメを良く視聴する私は浅井晴美さんの方が好きですが、アニメが苦手ならきっかわ佳代さんの方が良いかもしれません。

本と比べて・・・

「ルパンの娘」に挿絵や図解とかが有ったのかはわかりませんが、聞いただけで理解が困難な内容は無かったと思います。

ただ、やはりオーディブルは聴き返すのが難しいですね。本だと伏線回収とかでその伏線のところを読み返して、また伏線回収ページに戻ってくるのは簡単ですけど、目次機能があるとはいえ、ボイスブックでは非常に難しいですね。

いくつか聴き返したくなる気になる点が有りますが、断念しました。

ミステリー小説は自力で謎を解きたい派の人はやっぱり本が良さそうです。

ルパンの娘面白かった!

読書のキロクBlogで「ルパンの娘」について投稿した時も気になる本だったのでオーディブルで聞けて良かったです。

小説の原文もきっとそうですし、オーディブルだと朗読者の雰囲気も手伝ってだと思うんですけど、主人公の華のイメージはドラマの深田恭子さんとはちょっと違う印象を受けました。

でも2019年夏のドラマでは人気だったと思うので、機会があればドラマも観てみたいと思います!

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