「スモールワールズ(著:一穂ミチ ナレーター:阿部文香)」をAmazonのオーディオブック「Audible」で聴いたネタバレ有りと無しの感想。

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一穂ミチ さんの『スモールワールズ』(ナレーター:阿部文香さん)をAudible (オーディブル)で聴いてみた感想をネタバレ有りと無しでお伝えします!

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「屍人荘の殺人」をAudibleで比べてみました。

書籍情報

ストーリー
 (3)
ナレーション
 (4)
Audible向け度
 (3.5)
目次
 (4)
総合評価
 (3)
Amazon評価
 (4.5)

※Amazon評価は記事投稿時点です。

著者:一穂ミチ
ジャンル:短編集
発売日:2021/11/10
配信日:2021/08/20
聴了日:2022/04/25
読手:阿部文香
再生時間:8 時間 59 分

内容紹介(Amazonより引用)

各紙書評で絶賛の声続々!

・夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。
・「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。
・初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。
・人知れず手紙を交わしつづける男と女。
・向き合うことができなかった父と子。
・大切なことを言えないまま別れてしまった先輩と後輩。

誰かの悲しみに寄り添いながら、愛おしい喜怒哀楽を描き尽くす連作集。

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スモールワールズ」のネタバレ無し感想

6つのお話からなる短編集。

1つ目の「ネオンテトラ」がこれぞイヤミスって感じのお話に感じました。
個人的にイヤミスが好きじゃないから、なんとなく1つ目がこれのせいで「スモールワールズ」全体がそんなに良いお話に感じませんでした…

いくつかイヤミスって感じなので、イヤミスが好きなら、良いかも!

同じ世界観の中のお話で、それぞれのお話の中で他のお話の登場人物が出てきます。

それぞれのお話の時間の進み方も様々な事もあり、あくまでカメオ出演程度で、実はこのお話達の裏でこんな繋がりが有りました!みたいなのは無いので、カメオ出演に気付かなくても全然問題ありません。

スモールワールズ」のネタバレ有り感想

「スモールワールズ」という短編集の仕掛けとなる他のお話の登場人物ですが…

  • 「ネオンテトラ」の最後に「魔王の帰還」のお姉さんが運転するトラックが登場します。
  • 「魔王の帰還」の最後にテレビのニュースで生後10ヶ月の赤ちゃんが亡くなったというニュースが流れます。(おかげで「ピクニック」に登場する赤ちゃんは10ヶ月で亡くなるのを察して聴いてました)
  • 「ピクニック」に登場する弁護士さんは「花うた」でも登場します。
  • 「花うた」で見た目が大きく変わった同僚と食事したというエピソードがあり、「愛を適量」のお子さんだと思います。
  • 「愛を適量」では定時制の学生達が登場します。
  • 「式日」では「ネオンテトラ」で登場した中学生のその後です。(その中学生のその後は「ネオンテトラ」の中で…)

「花うた」の弁護士と同僚については初見ではさっぱり気付きませんでしたが、それ以外は分かりやすかったと思います。

個人的には短編の裏でもっと密接な繋がりがある仕掛けが好きなので、ちょっと不十分。
時間も大きく飛ぶ事も多いので、大きな物語のスピンオフ集みたいな位置付けでのこの短編集なら良かったなぁって思いました。

Audible (オーディブル)で聴いた感想

これは非常に個人的な評価で一部の人にしか参考にならないんですけど…

2つ目の「魔王の帰還」に登場するお姉さんが岡山弁を話します。
文章としては特に問題は無いと思うんですけど…イントネーションに違和感を感じまくりました。
最初は岡山弁っぽいけどなんか違うから似た方言を話しているんだろうっと思ったぐらいです。

それというのも、僕は岡山出身なんです。
おそらくですが、標準語圏から見ると聴きやすい岡山弁になっているような気がしますが、岡山の人が聞くと違和感のある岡山弁になっていると思います。

今まで聴いた本でも関西弁を始めとした方言を話す登場人物はいたでしょうけど…やっぱり地元の言葉だと違和感を感じやすいですね…
このナレーターの方の力量云々ではなく、方言は…audibleだと難しいだろうなって感じました。

終わりに。

短編集がそれぞれきちんとお話になった上で、繋がりがあり…そしてイヤミスでない!

という事で、個人的には「赤と青とエスキース」の方が断然好きでした!

青山美智子 井上悟Amazon オーディオブック Audible ネタバレ 有り 無し 感想 書評 レビュー「赤と青とエスキース (著:青山美智子、ナレーター:井上悟)」をAmazonのオーディオブック「Audible」で聴いたネタバレ有りと無しの感想。

イヤミス好きや短編集にそこまで繋がりを求めていないという感じなら、オススメです!

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