グルメなだけではなく、 友情、人情、愛情などなど それ以外のうまみたっぷりな物語「東京近江寮食堂(著:渡辺淳子)」の感想。

東京近江寮食堂 渡辺淳子 読書 感想 書評 レビュー

“おばちゃんの自分探し”の物語ではじめはとっつきにくく感じたのですが、読めば読むほど心にしみてくる、あったかい時間でした。妙子と安江のおばちゃんになってからの友情が良かったです。

書籍情報

著者:渡辺淳子
出版社:光文社
ジャンル:感動・ごはん
発売日:2017/10/20
読了日:2019/08/28

内容紹介(Amazonより引用)

定年退職を間近に控えた妙子は、10年前に消えた夫の行方を探すため東京にやってきた。慣れない土地でのひょんなトラブルから、谷中にある宿泊施設、近江寮にたどりつく。

個性的な管理人や常連客の貧しい食生活を見かねた妙子は彼らの食事を作り始めるが、その料理はやがて人々を動かし、運命を変えていく。そして彼女自身も――。おいしくてせつない、感動長編。

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10年前に失踪した旦那さんを 探しに行くおばちゃんの物語です。

追いかけて知れば知るほど クズなことがわかって、 すごくやるせないときもありました。 そんなクズな旦那さんだけど ちゃんと自分の力で立ち上がろうと頑張って 最後には妙子のこと迎えにくるのが 本当に本当によかったです。

妙子も、ずっと好きなのはあなただけって! ぽっちゃりしたおばちゃんの物語だけど 最後の最後にキュンとして感動して 泣きそうになりました。。

旦那探しの途中で出会う近江寮のひとたちは 個性豊か過ぎてどの人も欠かせない存在です。 ちょっととっつきにくいひとたちだけど 妙子のつくるおいしいごはんに ひとりずつ救われていく姿は、まさに 食べることは生きることなんだなと 実感させられました。 .

タイトルからグルメな物語かと思ってたけれど グルメなだけではなく、 友情、人情、愛情などなど それ以外のうまみたっぷりな物語でした。

続編がでてるみたいなので それも読んでみたいなぁと思ってます。

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