猫中心の物語かと思いきや、全然そんなことありません!「さようなら、猫(著:井上荒野)」の感想。

さようなら、猫 井上荒野 読書 感想 書評 レビュー

すべて猫とタイトルがつく物語だけど、主役は人。どの物語も、とらえどころがなくて、もやもやとした気持ちになることが多く感じました。もっとみんな猫を大切にしてよ!と言いたくなります。

書籍情報

著者:井上荒野
出版社:光文社
ジャンル:猫・短編集
発売日:2012/09/15
読了日:2019/08/30

内容紹介(Amazonより引用)

猫が横切る、ままならない不思議な人間世界へようこそ 乾いている人、求めている人、愛している人、憎んでいる人、何も考えたくない人。一匹の猫の存在が彼らに気づかせたものは……。

短編の名手が、人生のほろ苦さや甘酸っぱさを鮮やかに紡いだ9つの物語。

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タイトルから猫中心の物語かと思いきや もう全然そんなことありません!

どの物語にも必ず猫がでてくるけれど 脇役のような背景のような なんなら扱いが雑にされてるものもあって ちょっとちょっとちょっとー!!!! もっと大切にかわいがってもらえます!!?? と、主人公たちに伝えたかったです(笑)

猫好きさんには、かなりもやもやする 物語なのではないかと思いました。 そんな端役の存在ですが 仕草とかちょっとした行動はまさに猫!! と、猫あるあるがたくさん散りばめられているので この物語の著者の井上荒野さんは やっぱり猫がすきなのかも…とも思いました。 .

猫の扱い以外にも 物語の展開はもやもや切ないものばかりで 読後はやるせない余韻が残りました。 苦味のある読後感を楽しめるようになるには まだわたしは修行が足りなそうです。

もうひとまわり人として成長したら 再読したい作家さんでした。

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