1枚の絵画と出会ったことから 自分の今と未来を見つめなおし 前を向いて立ち上がる物語。「常設展示室: Permanent Collection (著:原田マハ)」の感想。

常設展示室: Permanent Collection 原田マハ 読書 感想 書評 レビュー

アート関連の仕事についている6人の女性たちが”運命を変える1枚”に出会う短編集。1つ1つの物語は短いけれど、どれも心に残るものばかりです。アートに無知でも楽しめて、むしろ興味を持ってしまう、さすがマハさま。

書籍情報

著者:原田マハ
出版社:新潮社
ジャンル:アート・人生
発売日:2018/11/22
読了日:2019/08/25

内容紹介(Amazonより引用)

人生の岐路に立つ人々が世界各地の美術館で出会う、運命を変える一枚。アート小説の第一人者が描き出す、最新短篇集。人生のきらめきを描き出す、極上の6篇。

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6枚の絵画との出会いにまつわる短編集です。

わたしは相変わらずアートに疎くて そんな運命の1枚に出会ったことはないけれど 自分にとっての衝撃的な1枚に 出会ってみたいと心から思いました。

それぞれの主人公は なんだかやるせないところが多くて 厳しい現実に向き合う女性たちです。 そんな現実を意識したタイミングで 1枚の絵画と出会ったことから 自分の今と未来を見つめなおし 前を向いて立ち上がる物語でした。

やっぱりマハさまの描く女性が わたしは1人残らずすきです。 地に足つけて、むしろさらに踏ん張って 頑張っていく覚悟のあるひとたちに この物語では6人に出会えます。 .

マハさまのアート小説を読むたびに 美術館へ行きたい! わたしもアートを感じれる女性になりたい! と、自分の知らない世界を 広げてもらえる気がします。

この物語で出会った6枚の名画にも ネットで検索して見た画像で満足せずに いつかチャンスがあったら 自分の目で真近で見てみたいと思いました。

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