朝・昼・晩で店の内容が全く異なるごはん屋さん。どの時間のごはんもすごく魅力的でおいしそうで通いたくなる…。いろんな問題を抱えていて、ほんわかするわけではないけど、ラストはハッピーだからOKかな
書籍情報
著者:原田 ひ香
ジャンル:ご飯・人情
発売日:2015/06/04
読了日:2019/08/02
内容紹介(Amazonより引用)
朝は三女・朝日の喫茶店、昼は次女・まひるの讃岐うどん屋、夜は長女・夜月のスナック――
朝・昼・晩で業態がガラリと変わるその店は、通称「三人屋」。 やって来るのは、三女にひと目惚れしたサラリーマン、 出戻りの幼なじみに恋する鶏肉店主、 女泣かせのスーパー店長など、ひと癖ある常連客たち。 三姉妹が作るごはんを口にすれば、胃袋だけじゃなく、心もたっぷり満腹に!? 心とお腹にじんわりしみる、美味しい[人情×ごはん]エンタメ!
「高いビルの屋上から、道行く人をじっと眺めているような小説である。大所高所から見下ろしているという意味ではない。ちっぽけな人間たちが、時に迷ったり立ち止まったりしながらも、それぞれの目的地を目指して懸命に歩いている姿を目にした時の、あの切ないような尊いような心持ちを思い出させてくれるのだ。」 ――北大路公子氏「解説」より
【目次】
1.森野俊生(26)の場合
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2.三觜酉一(52)の場合
3.飯島大輔(36)の場合
4.桜井勉(32)の場合
5.志野原辰夫(故人)の場合
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ほんわかなごはん屋さんの物語かと 思っていたけれど、 さすがひ香さん。。
想像よりもずっとハードな人間模様。 ギスギスした三姉妹の関係性とか 旦那の浮気からの離婚までのしんどさ、 夜月ちゃんの急な失踪まで ヘビーな展開多めでした。
とくに離婚問題にぶち当たってる、 まひるちゃんの元夫は 本当に絶対に不幸になりますように! と願いながら読みました!! .
話の流れはヘビーでしたが 三姉妹のどのお店のごはんも すごくおいしそうで、そこもさすがひ香さん*✧. . 複雑でややしんどめの人間関係だけど おいしそうなごはんに引き込まれて なんだかんだハッピーエンドな1冊です。