ちょっとゆがんだ気持ちになる短編集。 自分の中にある”正しさ”は人それぞれだけど、この物語はややグレーな正しさで進みます。女心ってほんとめんどくさいけど、それ以上にわかりみが強かった。
書籍情報
評価
(4)
著者:千早茜
出版社:文藝春秋
ジャンル:オンナゴコロ
発売日:2018/06/11
読了日:2019/09/10
内容紹介(Amazonより引用)
日常には、空洞になっているものがある。 頭の片隅では意識しているのに、はっきりとは言葉にしないもの。 偏見や差別、女性の年齢や容姿、金銭状況、家庭の事情、セックス。
安易に触れてしまうとヤバいもの。 ヤバいけれど、ヤバいだけあって、みんな本当は興味津々ーー。(本文より)
セックス、結婚、プライド、老い…。 話題にしにく、でも最大の関心事。 その正しい姿をモチーフに描かれた、覗き見したい六つの物語。
「温室の友情」
Amazon
「海辺の先生」
「偽物のセックス」
「幸福な離婚」
「桃のプライド」
「描かれた若さ」
Instagram投稿感想
自分の中の正しさをつらぬく女性の物語。
自分の考えを正当化して行動しちゃうの ほんとわかるなあ〜。。と おそらく女性なら誰しも共感してしまうような でもあんまり大きな声では共感することを 言いたくないような そんなゆがんだ気持ちになりました。 .
マイナスな言葉が多くなっちゃったけど 自分の正しさに対してまっすぐに 一生懸命に生きてる女性たちなので 女性にはおすすめの物語です。
ひとからどう思われようと 自分の中の正しさをもって 強く生きてく姿に惹かれました。