読みはじめから、心をつかまれて、最後までこの世界にひきこまれました。深月先生の物語は試練が必ずあると思うけど、今回も特大のやつでした。のりこえた先で待っているのは最高の感動。さすが大賞。
書籍情報
著者:辻村深月
出版社:ポプラ社
ジャンル:感動
発売日:2017/05/11
読了日:2019/09/08
内容紹介(Amazonより引用)
あなたを、助けたい。 学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。
輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。
すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。
一気読み必至の著者最高傑作。
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コミカライズもされています!
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この物語の世界に自分がどんどん はまりこんでいくのがこわいくらいに どっぷりつかりました〜。
すごかった。さすが辻村深月先生です。 読んでる途中、少し本から離れていても 頭の中からその世界がずっと離れなくて 早く先を読みたくてたまらなくなりました。
そのくせ、読み終わってしまうのがなんだか惜しくて ちょっとでも長くこの世界にひたってたい! と、早く読みたい気持ちとまだ読みおわりたくない気持ちが 自分の中で葛藤してました〜
それでもまったく手放せずに あっというまに読んでしまいましたが(笑) .
わたしは主人公の、こころちゃんの気持ちが すごく痛いほどよくわかります。 中学生っていちばん微妙な時期ですよね。
顔色と空気の読み合いとか、 まさにスクールカーストを気にして 胃が痛くなったことが何度もあります。 助けてあげたい気持ちでいっぱいだったけど お城の中で出会ったこたちと 助け合いながら立ち上がっていく姿は 強くて頑張ってて感動しました。 .
細部にまで張り巡らせられた 伏線の回収が美しすぎるところも さすが辻村深月先生♡
エピローグの6行目が 目に飛び込んできた瞬間、大号泣でした。 これ書きながら思い出し泣きしそうなくらい 感動と感謝と安堵の気持ちが あふれる瞬間がありました。 .
自分の心に一生残り続けるような 本当に本当に素晴らしい物語でした。