信頼という言葉の重さ「怒り(下): 吉田修一」の感想

怒り 下 吉田修一 読書 感想 書評 レビュー

話題作”怒り”の下巻。ページをめくるごとに衝撃が重過ぎて、心が処理するのに必死。全てが明らかとなったラストでは、ひたすら「信頼」という言葉の重さを感じることになりました。

書籍情報

タイトル:怒り(下)

★★★☆☆

著者:吉田修一
ジャンル:ミステリー
発売日:2016/1/21
読了日:2017/03/18

メディア展開

映画にもなって話題になりました。

内容紹介(Amazonより引用)

山神一也は整形手術を受け逃亡している、と警察は発表した。洋平は一緒に働く田代が偽名だと知り、優馬は同居を始めた直人が女といるところを目撃し、泉は気に掛けていた田中が住む無人島であるものを見てしまう。日常をともに過ごす相手に対し芽生える疑い。三人のなかに、山神はいるのか?犯人を追う刑事が見た衝撃の結末とは!

Amazon

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久しぶりに読む鋭い本でした。
下巻は終始苦しかったです。
犯人だと疑いをもたれる男をそれでも愛してしまう周りのひとたちへ感情移入し過ぎてもう逃げ出したくてたまらないのに物語のラストへ向かうスピードで一気に読んでしまいました。
ここ最近、ずっと穏やかで優しいほんわかする物語に浸かっていたためこの1冊から受ける衝撃はものすごく大きくてしばらくひきずることになりそうです☂︎
映画で見てみたいけれどやっぱりこわいかな。

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