何でも1日100円で預かってくれる、 あずかりやさん第2弾! 「あずかりやさん 桐島くんの青春 (著:大山淳子)」の感想。

あずかりやさん 桐島くんの青春 大山淳子 読書 感想 書評 レビュー

前作の過去を見つめるような、あずかりやさん第二巻。どの話もちょっとだけどこか切なくて、でもそれを越えた先に心温まるところがある優しくて良い本。1作目が読み返したくなりました!

書籍情報

著者:大山淳子
出版社:ポプラ社
ジャンル:温かい・切ない
発売日:2016/09/12
読了日:2019/08/22

あずかりやさんシリーズ

2015/6に始まった「あずかりやさん」シリーズは2020/4に4巻が発売されています。
このシリーズでも猫が登場しますが、作者の大山 淳子さんの作品は猫度高めとなっています!

あずかりやさん 大山 淳子 読書 感想 書評 レビュー「 あずかりやさん (著:大山 淳子)」シリーズの感想まとめ

内容紹介(Amazonより引用)

東京の下町にある商店街のはじでひっそりと営業する「あずかりや・さとう」。店を訪れる客たちは、さまざまな事情を抱えて品物をあずけにくる。どんなものでも一日百円。店主の桐島はなぜこんな奇妙な店を開いたのか?その理由は、桐島の青春時代に隠されていた―。

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何でも1日100円で預かってくれる、 あずかりやさん第2弾!
今回も語り手はオルゴールや文机も加わって さまざまな視点で物語が語られます。

前作では、誠実で心優しい店主が お客さんの気持ちに寄り添ったり 救ってくれる存在でしたが、 今回はその店主の高校時代を見られます*✧.

高校生のころから、優しくて真面目で しかもちょっとかっこいいらしい。。 甘酸っぱい青春だけではなくて あずかりやさんにつながる、 青年の気持ちの変化を強く感じました。

わたしのなかでは “青い鉛筆”に出てきた正実のお母さんの “明日町こんぺいとう商店街には楽になる扉がある” という言葉を思い出すところが すごく印象的でした。

どうしようもなく疲れたりつらかったときに あずかりやさんがそこにあってくれて 本当によかったと切実に感じるところでした。 .

前作に登場したあずかりものやひとに スポットが当てられているため、 ものすごく読み返したくなります! そんなつながりがあったのかぁぁ!! と、何度も思うことがあったので できれば2冊並べて読みたいくらいです(´罒`)

あずかりやさんの優しい物語の世界は ずっと読んでいたい、穏やかで心地よい時間です。 続編がたのしみです。

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