前向きで強くなれる”すごく・Favorite”な一冊。「凍りのくじら:辻村深月」の感想

凍りのくじら 辻村深月 読書 感想 書評 レビュー

“少し・不思議”が最大のテーマで、この本を表現するのにぴったり。物語後半から涙とはなみずの大洪水におそわれるけれど、前向きで強くなれる”すごく・Favorite”な一冊。

書籍情報

タイトル:凍りのくじら

★★★★★

著者:辻村深月
ジャンル:感動・SF
発売日:2008/11/14
読了日:2017/07/25

内容紹介(Amazonより引用)

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき―。

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Instagram投稿感想。

たくさん泣いたけど、強くなろう、頑張ろうって思える本。

親との話に涙腺ゆるめのわたしは途中からほぼ嗚咽です。
自分のお母さんから「わたしがいなくなった後の話をしようか」そう言われたらわたしは理帆子のように気丈に振る舞えないな。
そんな理帆子の気丈なとことか他人への興味のなさがどんどん変化する後半がすき。

ドキドキして苦しくて悲しいことにたくさん出会うけれどそれを乗り越えた先で前向きでまっすぐ強くなれる気がするお話。
伝えたい気持ちは伝えたいときにちゃんと大切なひとに伝えなきゃな。
やっぱり辻村深月さんの物語は傑作でした♡

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