困ったときは助けてって言っていいし、何度だって逃げてもいいんだよ、と教えてくれるような、厳しくて辛いけど本当に優しい物語「青空と逃げる:辻村深月」の感想

青空と逃げる 辻村深月   読書 感想 書評 レビュー

理不尽すぎる悪意から逃げる内容で、ずっと心苦しくてつらくて、そんな状況でも助けてくれる人がいて、何度も救われて、あたたかい気持ちになる、苦しさの中の優しさに涙する物語。

書籍情報

タイトル:青空と逃げる

★★★★

著者:辻村深月
ジャンル:家族
発売日:2018/03/22
読了日:2019/03/27

内容紹介(Amazonより引用)

深夜の交通事故から幕を開けた、家族の危機。押し寄せる悪意と興味本位の追及に日常を奪われた母と息子は、東京から逃げることを決めた――。

辻村深月が贈る、一家の再生の物語。読売新聞好評連載、待望の単行本化。

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Instagram投稿感想

逃げなきゃいけない理不尽さに憤りを感じているけれど追いかけてくるひとたちのことも世間の目もすごく怖くてたまらず、早苗と一緒に息苦しくてつらかったです。
逃げた先々で助けてくれるひとたちがすごくあたたかくて、心強くてその優しさに何度も救われました。
砂場のみんなとか、写真館のおじいちゃんとか大好きなひとがたくさんできます!

とくにヨシノちゃんが登場するとこは絶対力になってくれる安心感からもう登場したただけで泣けるやつ(笑)

困ったときは助けてって言っていいし、何度だって逃げてもいいんだよ、と教えてくれるような、厳しくてつらいけど本当に優しい物語でした(*˘︶˘*)

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