「革命前夜(著:須賀しのぶ)」の感想。ラストにたどり着くその瞬間 まさにトリハダがたつ、本当に傑作の1冊です。

革命前夜 須賀しのぶ 読書 感想 書評 レビュー

ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツに留学した日本人男性のピアニストが激動の時代背景の中で自分の音を求めて奮闘する物語。物語の中にのめりこみすぎる惹きこまれて離れられない、まさに傑作です。

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書籍情報

評価
 (5)

著者:須賀しのぶ
出版社:文藝春秋
ジャンル:音楽・革命
発売日:2015/03/27
読了日:2019/11/26

内容紹介(Amazonより引用)

1989年、日本の喧騒を逃れ、ピアノに打ち込むために東ドイツに渡った眞山柊史。

彼が留学したドレスデンの音楽大学には、 学内の誰もが認める二人の天才ヴァイオリニストがいた。
正確な解釈でどんな難曲でもやすやすと手なづける、イェンツ・シュトライヒ。
奔放な演奏で、圧倒的な個性を見せつけるヴェンツェル・ラカトシュ。

ヴェンツェルに見込まれ、学内の演奏会で彼の伴奏をすることになった眞山は、 気まぐれで激しい気性をもつ彼に引きずり回されながらも、彼の音に魅せられていく。

冷戦下の東ドイツを舞台に、一人の音楽家の成長を描いた、 著者渾身の歴史エンターテイメント。

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ひとことで言ったら ドイツへ留学したピアニストの成長物語。
だけど全然それだけじゃないのです!!

東西に分断されたドイツの生活の差や つねに監視され密告の恐怖と隣り合わせの 息苦しさを わたしはこの本を読むまで知りませんでした。

自分の生活をこんなに脅かされることなく 暮らしてきたわたしとしては 主人公のシュウ共々、お気楽でおめでたいひとだな…と 無知を反省しました。

世界情勢、社会運動、人権運動など 硬派でいつもは手に取ることのない分野で 取っつきにくいかと思っていたのですが 強く引き込まれる人間ドラマに夢中になって 読み切ってしまいました!

音楽、歴史、サスペンスまで さまざまな出来事にぶち当たっていく まさに激動の1冊です。
ラストにたどり着くその瞬間 まさにトリハダがたつ、本当に傑作の1冊です。

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