どの物語にも共通しているのは最後の1文を読み終えたときの衝撃!!「儚い羊たちの祝宴:米澤穂信」の感想

儚い羊たちの祝宴 米澤穂信 読書 感想 書評 レビュー

“満願”で米澤さんにハマったわたしには最高におもしろいブラックでホラーな短編集。どの話もラストで背筋が凍るので何度も読み返して確かめたくなる。でも先が知りたくて止まらない本です。

書籍情報

タイトル:儚い羊たちの祝宴

★★★★★

著者:米澤穂信
ジャンル:ブラック
発売日:2011/07/01
読了日:2019/06/25

内容紹介(Amazonより引用)

夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。夏合宿の二日前、会員の丹山吹子の屋敷で惨劇が起こる。翌年も翌々年も同日に吹子の近親者が殺害され、四年目にはさらに凄惨な事件が。優雅な「バベルの会」をめぐる邪悪な五つの事件。甘美なまでの語り口が、ともすれば暗い微笑を誘い、最後に明かされる残酷なまでの真実が、脳髄を冷たく痺れさせる。米澤流暗黒ミステリの真骨頂。

ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、短編の華であり至芸でもある。本書は、更にその上をいく、「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。古今東西、短編集は数あれど、収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。

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ホラーとイヤミス要素が満載で惹かれてしょうがない短編集!
どの物語にも共通しているのは最後の1文を読み終えたときの衝撃!!
ずっと不穏な世界観ですがドキドキが止まらず、結末への好奇心も止められずあっという間に読めてしまいます。
伏線の回収が美しすぎてたまらない、米澤さんワールド全開です!

無知なために、すべて読み終わってググるまでアミルスタン羊の意味を知らなくて理解した瞬間さらに背すじ凍りました(°v°;)
そして何よりこわかったのは〜始めちょろちょろ、中ぱっぱ 赤子泣いても蓋とるな〜ですね\(°∀° )/
このこわさをぜひ共感しあいたい〜!!!
米澤さんワールドたまらない!!ハマる気持ちがさらに深まる1冊です♡

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