家族というには遠すぎて他人と呼ぶには近すぎる1冊。「ファミリー・レス:奥田亜希子」の感想

ファミリー・レス 奥田亜希子 読書 感想 書評 レビュー

切ないけれど温かい”家族”がテーマの短篇集。家族だから言えること、他人だから言えること、それぞれの良さを感じました。
つらいことがあっても救われる、人の優しさをたくさん感じる本でした。

書籍情報

タイトル:ファミリー・レス

★★★★

著者:奥田亜希子
ジャンル:家族
発売日:2016/05/27
読了日:2017/12/27

内容紹介(Amazonより引用)

姉と絶縁中のOLと、ルームメイトの毒舌女子。怒りん坊の妻と、そんな彼女を愛しているけれど彼女のかぞくに興味を持てない画家の夫。バツイチのアラフォー男性と、妻に引き取られた娘。ほんとうの親子になりたい母親と、姉の忘れ形見の少女。同じ屋根の下で暮らす女ともだちや、ふたつきに一度だけ会う親子。家族というには遠すぎて、他人と呼ぶには近すぎる――単純なことばでは表せない現代的な”かぞく”の姿を、すばる文学賞受賞新鋭が切り取りました。瀧井朝世、豊崎由美、東えりかなど本読みたちが大絶賛! 紡がれるひと言ひと言が心を揺さぶる、感涙必至の短編集。

Amazon

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家族というには遠すぎて他人と呼ぶには近すぎるまさにその言葉どおりの1冊。

家族がテーマの短編集で、それぞれの日常が描かれてます。
ほろ苦い設定ばかりだけど救いあげてくれるひとがいる優しい物語でした⸜( ´ ꒳ ` )⸝

“アオシは世界を選べない”がわたしのなかでは1番すきです。
家族か他人かどちらか好きな方をそれぞれが選ぶ提案も2人がそれぞれの選んだ答え通りにお互いを思った言葉を伝えるところもとても良かったです◎
アオシの可愛さと優しさが本当に見えるような描写もすき。
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リカから立ち直るために(笑)
リハビリ1冊目には最高でした❁

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