やさしくて、あたたかくて、心にしみる物語。一つ一つのエピソードも、その中で語られる言葉がどれも素敵で心に残る!大切な人を大切にしよう。と、とても優しく教えられた気がします。
書籍情報
大人は泣かないと思っていた
評価
(5)
著者:寺地はるな
ジャンル:家族・成長
発売日:2018/07/26
読了日:2019/07/17
内容紹介(Amazonより引用)
隣の老婆が庭のゆずを盗む現場を押さえろと父から命じられた翼。ところが、捕らえた犯人もその目的も、まったく予想外で―(「大人は泣かないと思っていた」)。
バイト先のファミリーレストランで店長を頭突きし、クビになったレモン。その直後、母が倒れたと義父から連絡が入って…(「小柳さんと小柳さん」)
他、全7編。人生が愛おしくなる、魔法のような物語。
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控えめだけど強い意志のある翼を取り巻く、 人間関係をさまざまな人の視点から 見つめる1年間。
大きな変化とかドラマチックな展開はないけれど、 丁寧で繊細に描かれた心理描写が リアルだったり共感したりで とてもおもしろかったです*✧. .
どの章もすごくすきだなぁ。 どの物語も甲乙つけがたいくらい すべてすきです。
とくに、 “おれは外套を脱げない”は、 はじまりはイヤなおっさんでてきた〜 と思ってたのに 最終的に愛おしくなってきて がんばれって思えるのが すごく自分の中で意外でした。
“君のために生まれてきたわけじゃない”は 心がじんわりあったかくなって 優しい気持ちになれる気がしました。
素敵な言葉と優しい気持ちがあふれる おすすめの物語です♡