「星の子(著:今村夏子)」の感想。淡々と進み、読みやすい物語でしたがそんな簡単に自分の中で消化しきれない重みのある1冊でした。

星の子 今村夏子 読書 感想 書評 レビュー

さらさらと読めるけれど、テーマは重く考えさせられました。「信じてる心」と「だまされてる疑惑」の区切りか難しくてモヤモヤしてます。信じたいけれど、それって凄く難しいことだなぁ。

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書籍情報

評価
 (4)

著者:今村夏子
出版社:朝日新聞出版
ジャンル:家族信仰
発売日:2019/12/06
読了日:2019/12/03

内容紹介(Amazonより引用)

林ちひろは中学3年生。

病弱だった娘を救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込み、その信仰が家族の形をゆがめていく。

野間文芸新人賞を受賞し本屋大賞にもノミネートされた、芥川賞作家のもうひとつの代表作。《巻末対談・小川洋子》

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幼少期から病弱なちひろを救いたい一心で 宗教にのめりごんでいく両親。
そんな両親を見切って家を出る姉。
“騙されてる”と言って宗教から切り離そうとする叔父家族。

そして、大人になるにつれて 世間と両親のズレを認識する主人公ちひろ。

宗教とは一切無縁で生きてきたわたしは 叔父さんの家族の言うことに賛同して そんなあやしい宗教から早く抜け出して!っと 思ってしまうのですが、ちひろにとってはどんな信仰をもっていても両親は大切で大好きな両親なんだもんなぁ…。
読後ずっと考えてるのですがどうしたらみんなが幸せになれるのか 全然わからないです。 世間から見たら不審者で 少しずつ貧しい生活になっていく両親も本人たちは全然困った感じもなくなんなら幸せそう。

でもそんな両親を見て叔父や姉は更生?を試みたり、それが全然うまくいかなくてしんどい思いをしているわけで…。

両方の幸せって宗教や信仰が関わると 成り立たないものなのか…と 考え込んでしまいました。 その中間のような場所にいる思春期のちひろは、 物語終盤、両親のことを大切に思いながらも 別の方向を見ていることを感じさせられました。

淡々と進み、読みやすい物語でしたが そんな簡単に自分の中で消化しきれない 重みのある1冊でした。

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