じんわり心に沁みる切なくて温かい短編集。「星がひとつほしいとの祈り:原田マハ」の感想

星がひとつほしいとの祈り 原田マハ 読書 感想 書評 レビュー

大きな悲しみとか、ものすごい感動して号泣とかではなくて、じんわり心にしみる切なくて温かい短編集。
自分が何かにつまづいたとき、読み返すことでまた立ち上がれる気がする。たくさん救ってもらえました。

書籍情報

タイトル:星がひとつほしいとの祈り

★★★★

著者:原田マハ
ジャンル:泣いた
発売日:2013/10/15
読了日:2017/11/19

内容紹介(Amazonより引用)

時代がどんなに困難でもあなたという星は輝き続ける。売れっ子コピーライターの文香は、出張後に立ち寄った道後温泉の宿でマッサージ師の老女と出会う。盲目のその人は上品な言葉遣いで、戦時中の令嬢だった自らの悲恋、献身的な女中との交流を語り始め――「星がひとつほしいとの祈り」。このほか、20代から50代まで各世代女性の希望と祈りを見つめ続けた物語の数々。
「楽園のカンヴァス」で注目の名手が静かな筆致で描く、極上の短編集。

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号泣ではないけれど涙が止まらなくなってしまうようなあったかくて切なくて優しい本でした。

7つの短編、どれもすごくすきです。
でも1番泣けて泣けてしかたなかったのは”長良川”でした。
自分の両親を思って、彼氏を思って、どうしようもなく泣けました。
“幸せだった”と過去形で言われたら、きっとわたしも同じようにすごく怒るんだろうなって、そう考えてたらもう涙が止まらなくなってしまいました。

そんなふうに泣けて切ない物語なのに優しく背中を押してもらえる気持ちになれるのは、やっぱり原田マハさまの本だから!
困ったときに、つらいときに、どうしたらいいかわかんなくなったときに、読み返したら答えをくれる、わたしにとってそんな本です◡̈⃝︎⋆︎*

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