絵画って、ただ見て楽しむものだけではなく沢山の物語を読み解くモノなんだ「楽園のカンヴァス:原田マハ」の感想

原田マハ 楽園のカンヴァス 読書 感想 書評 レビュー

アートの世界に無知のわたしが、こんなにもどっぷりひきこまれる、鮮烈な魅力がたっぷりでした。
7日目の講評の時間はトリハダものです。17年後が、本当に本当にうれしかったです。

書籍情報

タイトル:楽園のカンヴァス

★★★★★

著者:原田マハ
ジャンル:アート
発売日:2012/01/20
読了日:2019/02/24

内容紹介(Amazonより引用)

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに篭めた想いとは―。山本周五郎賞受賞作。

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相変わらずアートに疎いけれどマハさまのアートが題材の物語を読まずにはいられないわたしは、この物語にもどっぷりハマりました!

無知ゆえに検索しないとどんな絵画なのか想像もできないわけですがこの物語を通してたくさんルソー作品を検索して見ながら読み進める作業は本当に楽しかったです(*´□`*)
絵画って、ただ見て楽しむものだけではなくたくさんの物語を読み解くものなんだとマハさまに教えていたただきました♡

ティムと織絵ふたりの関係性も大好き。7日間の間に少しずつお互いを理解し尊重しあう姿がとてもよきです。
バイラーが思ってたよりもずっと深くて優しいひとだったことを知れる講評の時間も大好き(*˘︶˘*)

終始目が離せないドキドキな物語でもありましたが最後にはやっぱり心が温まる原田マハさまのいいところ満載の物語でした!!

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